皆さん、こんにちは!
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志賀ガスの鶴岡です😊
今日はバリアフリー工事の種類についてお話しようと思います。
まず大前提としてバリアフリー工事の目的は、住む人が安全かつ快適に過ごせる環境を確保することです。病気・怪我等が理由ですぐ工事が必要な方もいれば、将来の事を考えてバリアフリー化を検討する方もいらっしゃいます。
日常生活で体への負担をへらして、長く健康を維持するためにも早めに住環境を見直して安全に暮らせる環境を整える事が大切です。
バリアフリー工事と一言でまとめてますが、実はいくつもの工事の種類があります。
代表的な工事は下記の通りです。
①手摺りの設置
高齢になると階段の上り下りが辛くなり、平たんな場所でであっても移動が困難になる場合が多いです。その為、転倒防止・立ち座りの手助けとなる手摺りはなくてなならないものになります。
取り付けるときには、対象者が使いやすい太さの手摺りを選び、使いやすい高さに設置する事がポイントです☝🏻
この点を考慮せずに取り付けると、車椅子を使った時に高さが合わない・太くて握りにくいなど、せっかく取り付けても使いにくくなる可能性が高くなります。
手摺りは主にトイレの出入り口や便座付近、浴室・廊下の段差前や玄関・階段や部屋の出入り口などです。
②段差の解消
足腰が弱って動きが不自由になった時や、車椅子を利用する場合にはほんのわずかな段差が障壁になってつまづいたり、転倒の原因になったりすることがあります💦
この様な場合は段差を解消する事で、転倒による骨折・怪我などを防ぎやすくなります!
段差解消のためのリフォームは、段差がある場所や高さに応じて
適切な方法を選ぶことがポイントです☝🏻
具体的には玄関の段差・廊下と部屋の段差・浴室の段差などになります。
特に車椅子生活の方にとっての段差の解消は不可欠ですが、段差が大きい所はスロープが急勾配にならないようにしないとスピードが制御できなくなってしまい、とても危険です。
大きな怪我や後遺症に繋がる可能性もあるため、段差解消のリフォームでは、ケアマネージャーなどに相談して計画を立てると良いでしょう。
③滑りにくい床材への変更
高齢による筋肉の衰えや病気などにより足元がおぼつかなくなると、段差がない平らな場所でも転倒しやすくなります。そのために滑りにくい床材に変更するのも、バリアフリーリフォームの代表的な工事です。
床をリフォームする時は、場所に応じた素材を選ぶことが重要です。
特に注意したいのは、浴室や洗面所をはじめとした水廻りや、雨などで濡れる可能性がある玄関などです。
④水廻り設備の取り替え
水廻りの設備をバリアフリー対応のものに交換して、
安全かつ快適に利用できる状態にします。
例えば、跨ぎやすい高さの浴槽に交換したり、洋式トイレに交換したりすることで、足腰への負担を軽減できるでしょう。設備が変わると日々の入浴などが楽になります!
⑤温度差の解消
暖房の設備などで温度差を解消して、ヒートショックのリスクを軽減します。
ヒートショックとは急激な温度差によって生じる血圧の乱降下を指します。
特に65歳以上の高齢者は影響を受けやすいので注意が必要です。
例えば浴室や脱衣室に暖房を設置する事で、入浴時の温度差による事故を避けやすくなります。
⑥間取りの変更
高額な費用が掛かるリフォームですが、住居の間取りの変更も効果的な工事です。
寝室とトイレの距離を近づけたり、生活に必要な設備を1階部分にまとめたりすると、より暮らしやすくなるでしょう。
間取りをどれだけ変更できるかは、住宅の構造や柱の位置によって大きく異なりますが、生活導線を可能な限りシンプルにして、余裕のあるスペースを設けることがポイントです。
以上のような工事が、主な工事となります。
では実際にバリアフリー工事を計画する上で大切なポイントをお伝えします。
・車椅子移動を考慮した通路幅にする
・日常生活を1階で済ませられるようにする
・リフォーム箇所は予算と優先順位を考えて決める
・介護される側とする側の両方の使いやすさを考える
・利用可能な補助金、助成金、減税制度を調べておく
そしてこれからバリアフリー工事をする方は、次の注意したい4つを事前にご確認下さい。
①早めに計画する
必要に迫られてリフォームをせざる得ない状況もあるかと思いますが、焦って計画するとリスクが上がってしまいます💦先々を見据えて、使いやすい環境にするためには早めに計画する事をお勧めします。
②補助金や助成金・減税制度を事前に調べておく
費用面が心配でリフォーム計画が進まない方は、補助金制度やリフォームローンも検討しましょう。
介護保険を使う場合はケアマネージャーへの相談や、工事前の申請が必要です。
自治体の補助金も、契約や着工前の申請が条件となるものが多く、手続きを忘れると補助金が受け取れなくなってしまいます。
また、自治体の支援制度については、リフォーム業者が指定されているケースもあるため、業者を決める前に自治体のホームページや窓口で相談するといいでしょう。
③申請時期・タイミングに注意する
リフォーム補助金の多くは、税金で運営されていることもあり、予算や機関が限られています。
利用を検討する際には、申請時期やタイミングにご注意ください。
補助金や助成金制度の殆どは、着工前に申請しなくてはいけません。
工事を開始してしまってからの申請や、工事完了後では、原則として受理されないことが多いので事前の確認が必要です。また「○月○日までに工事を完了させること」などの条件付きである場合も多いので、工事日程の調整もする必要があります。
④バリアフリーの知識がある業者に依頼する
どの様なリフォームが必要なのか、どのタイミングで工事を始めるのかは、ケアマネージャーや主治医、建築士などの専門知識がある方に相談するのが良いでしょう。
業者を選ぶ際には、バリアフリーの工事実績や、福祉住環境コーディネーターなどのバリアフリーの知識を持つ方が在籍しているか確認する事をお勧めします。
バリアフリーリフォームは通常のリフォーム以上に、安全に暮らせるか、住む方や介助者の負担を減らせるかという視点が欠かせません。
実績のある業者であれば、的確なアドバイスが貰えて、補助金についても教えてもらえることもあります。
バリアフリー工事は、対象となる場所に応じて適切な内容の工事を行う必要があります。
その際には、対象者の状況にあわせたリフォーム内容を検討する事が大切です。
また、バリアフリーが目的の工事は補助金制度を活用できるケースもありますので、あわせて確認するようにしましょう!
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